親指小僧

ラヴェルの組曲マ・メール・ロワの中の一曲です。
帰り道の目印として落としておいたパンくずを
鳥たちに食べられてしまい森の中をさ迷っている情景です。
冒頭からどこへ向かっているのか分からない不安げな曲想です。
途中で高音部が鳥の声のように聴こえる部分もありますます。
この曲の一番最後の音はもしかしたら
森の出口の光が見えたのかもしれません。

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